世の中、いろんな男性がいます
未来の旦那さんとなるLくんと出会うまで、わたしの婚活は1年半ほど続きました。
その間は婚活パーティーに参加したりネットの婚活サイトに登録したりしましたが(後、自分磨きのためにエステにも通いました!)、したことといえばそれぐらい。
婚活パーティーや婚活サイトで知り合った人とは何人か会いましたが、毎週別の人とデートするようなハードスケジュールでもなかったので(笑)割と余裕を持って婚活してた方だと思います。
でもなぜか、少ない人数にもかかわらず実際に会った人は個性的な人が多くて、わたしの婚活をある意味で思い出深いものにしてくれました。
「お金持ってるぞ!」とやたらアピールしてくる人やかなりナルシストな人、明るく振る舞ってるのがなんだか痛々しい人(多分普段は控え目な人なんでしょうね。相当無理してたと思います)。
中でも興味深かったのが、鏡持参でやって来た人。
わたしが席を立つと、すかさず持参の鏡で自分の顔をチェックしてました。
しかもそれだけじゃ満足できないのか、時々窓ガラスに写る自分の姿をジッと凝視し、わたしの話なんて上の空だったんです。
確かに初対面の印象は「ハンサムな人だなぁ」でしたけど、ナルシストなのは困ります。
それにその人、「高校生の頃は街を歩くたびにスカウトされてた」とか「毎年バレンタインデーには何十個のチョコレートをもらう」とか、あり得ない自慢話ばかり!そんなにモテるのが楽しいなら、結婚なんてしなければいいのに。
思わず彼にそう言ってしまうと、彼はわたしの意地悪な言葉にひるむこともなく
「僕ももういい歳になったし、これからはたくさんの女性に愛されるよりもひとりの女性に愛されたいんだよね」と言いました。
今までこんな奇妙な人には会ったことがなかったので(笑)、ある意味新鮮でしたがもちろん二度とお会いすることはありませんでした。
それから、両親が資産家というお坊ちゃま風の男性。
自宅は高級住宅街の一等地にあり、本人は父親に購入してもらったマンションに住んでました。中学を卒業するまで自宅に家政婦がいたとか、エコノミークラスには乗ったことがないとか、庶民にはまったく縁のない話ばかり。
「どうして家柄の良いお嬢さんと結婚しないんですか?」と訊くと、
「結婚相手は自分で選びたいんです」とごもっともな意見。
でもお坊ちゃま気質がにじみ出すぎて、一般の女性には引かれてしまうんだそうです。
本当に世の中、いろんなタイプの男性がいますよね。
婚活で普段出会いないような人たちと会えて、いい人生勉強になりました。