失恋から5年…恋愛に前向きに。
結婚を約束した彼から突然の別れを告げられてから5年…
私は恋愛に対して臆病になっていました。
また裏切られるのではないかと言う不安感と、傷つきたくないと言う恐怖心で独りが楽だと思って生きてきました。
しかし、これから先の人生を考えた時に「このままいけば、私は孤独死する危険性が高い」とか「女性として生まれてきたからには温かい家庭を築き、子どもを産んで母親として生きたい」とか、5年経ってやっと恋愛に対して前向きになれる気がしてきたのです。
今までは恋愛に対してかなり後ろ向きで、男性が気になることもないくらい仕事に打ち込んできました。
元彼との思い出が忘れられず、大好きだった思いが消えず、それらを仕事で誤魔化すように忙しいのを好んでやってきました。同僚や後輩からコンパや食事会に誘われてもオールパスしてきた私でしたから、今さら誰も誘ってはくれません。
そこで「私も恋愛に対して前向きになる!」と言う宣言を同僚たちに発表!するとすぐに合コンが開かれました。
お相手はスポーツ大学の野球部の男の子達でした。
私はこれまで年上の方としかお付き合いした事がなかったし、男友達も同級生か年上ばかりだったから、年下と言うのはとても新鮮でした。
久しぶりに男性とお酒を酌み交わし、みんなでワイワイ騒いで楽しい夜を過ごしました。
合コンと言うと危険な印象を持っていましたが、友人たちと飲み会をしているのと変わらない健全な合コンで、まだ若い大学生達はスポーツに打ち込んで来ている分、ウブで可愛いんです。私達は大人の女性を気取ってカワイイ年下の男の子達をからかったりして楽しく飲みました。
その日は特に気に入った人やお付き合い対象の男性は居ませんでしたが、普段だったら出会う事の無い年下の男の子だし、いいお友達にはなれそうだなと思いました。
しかしウブな男の子達は、恥ずかしがってか気に入らなかったのか、誰も携帯番号を聞かれずに飲み会終了。
私も楽しい飲み会だったなと言う感覚でした。
すると翌日合コン主催者の友人から、私の事を気に入った男の子から「携帯番号を教えて欲しい」と伝言連絡があっているけど、どうする?と言われました。
私は軽い気持ちでOkし、その日の夜、知らない番号から電話がかかってきました。