バツイチの再婚活、子供への伝え方と考え方
今回取り上げたいのは「バツイチの再婚活、子どもは親の再婚活をどう思うのか」というお悩みよ。
今や3組に1組は離婚するっていう時代。だからこそ、「再婚」を希望する男女もとても増えているそうなの。でもそこで、一番気にかかるのが「子ども」の存在。子どもがいて、離婚した場合、そして再婚したいというケースの悩みをまず聞いてみましょう。
Q「元妻の許にいる子ども、自分が再婚活をする事はどう思う?」
離婚して5年以上たちます。当時7歳だった子供(女の子)も13歳で中学生です。性格の不一致が主な原因で、浮気やお金といったトラブルはなく、その為、子供には月に1度は会っていますし、学校行事などにも普通に呼ばれています。元妻と3人で食事をする事も年に1〜2度ですが、あります。ちなみに元妻は交際中の男性がいると聞いていますが、子供には会わしていないようです。
それはそれとして、40歳を目前にして、シングルの淋しさや今後の事も考えると、やはりパートナーがいたらと考えるようになりました。新しい出会いも特にないので、婚活パーティーに参加するなど「再婚活」を考えていますが、思春期の子供の心情を考えると、少しためらいます。どう思いますか?(男性/39歳/東京都在住)
A「親としての立場を考えつつ、ひとりの男性としての人生を大切に!」
まず、再婚活をしたい、新しい出会いを得て幸せになりたい、という質問主さんのご意見、とってもすばらしい事だと思うわ。前の結婚がなんであれ、うまくいかなかったとしても、次の幸せを見つける前向きな婚活であれば、どんどんするべきだとアンジェも大賛成よ!
子供に「親の再婚活を伝えるべきか?」
さて、ここでやはり心配なのが、お子さんの気持ちよね。特に中学生、思春期の女子ともなれば、「お父さんが再婚しようとしている」「お父さんは、別に好きな人がいるらしい」となれば、それなりに複雑な思いを抱くのは当然といえば当然の事。
いくつか方法はあると思うわ。
1:お子さんには特に再婚活している事は伝えないでおく
2:自分が新しい相手との出会いを考えている事を話す
3:元妻に再婚活について伝え、元妻に子供への対応は基本的に任せる
正直、質問主さんのお子さんとの関係などは、本人にしかわからない所があるので、安易に答えるのはどうかと思うので、あくまでも「アドバイス」として聞いてもらったほうがいいかも。
まず、1だけど、私はあえて、今の状態でお子さんに再婚活をする事を話す必要はないと思います。婚活は、シングルで恋人のいない男女が出会う活動であって、婚活している=結婚(再婚)という事ではないから。
難しい年齢のお子さんに、何も混乱させるような事は言わずともいいのではないかな、と、考えます。でも、これも、離婚しても父子すごく仲良くて、友達のような関係で「お父さん、早く好きな人見つけたら」みたいな感じなら、また別ですけど。
3は、要するに、今の状態を元妻には話しておいて、妻の方にお子さんに伝えるとか、タイミングよく「お父さんも、そろそろ再婚を考えてるみたいよ」みたいに話してもらうとか、そういった感じね。これは、質問主さんと元妻との関係がどれぐらい信頼性があるのか、に関わってくるわ。質問を読む限りでは、あまりゴタゴタして離婚したわけではないようなので、元妻の協力を得るというのは悪い事ではなさそうだけど、ただ、やはりどこまでいっても女性というのは「なんとなく嫉妬しちゃう」面もあるから、アンジェとしては、お勧めできません。
お子さんと比較的会っているようだから、それなら、会話の途中でなにげなく「○ちゃんもこれからは中学、高校と忙しくなって、ボーイフレンドとかもできて、淋しくなるなぁ」「お父さんも、いずれ、好きな人を見つけたいな」とぽろっと実情に軽く触れておく位でどうでしょう。
その時のお子さんの反応で、例えば、お父さんの再婚話に拒否する姿勢を見せたり、そこまでいかなくても、何となく不機嫌になるとか、表情や振舞で感じ取れると思うのね。もし、不快な感じだったら、それ以上は話題を出さずに、黙って再婚活していてもいいと思います。
婚活、再婚活をするタイミングはいつか
結局、「子供はやがて大きくなって、彼氏ができて」お父さんから独り立ちしていくもの。
それまで待つという方法もあるけれど、お父さんであると同時に「ひとりの男性でもある」自分自身を大切にする事も、質問主さんにとって重要な事だと思うのよ。
お子さんを傷つけるような事は絶対にしてはいけないけれど、だからといって、「子供が嫌がるようだから、再婚相手を見つけたいけどやめておこう」と自分の人生を諦めてしまって、後から「あの時、お前の為に再婚もしないで、この年齢になったんだ」なんて言われたら、それこそ、お子さんの方で「お父さんの勝手」と思われそう。
お子さんの年齢は確かに難しい年頃だけど、逆に親の離婚や再婚というものを理解する事もできる年齢になりつつある、わけよね。だから、質問主さんが「新しいパートナー」を見つけたいと思ったのは、ある意味、お子さんの成長が感じられて、子供が親離れしていく実感を持ったからこそ、かもしれないわね。
ちょっと話題とズレるようだけど、よく「婚活って、いつするべきか」って質問があるの。再婚活もそうだけど、これに正解ってないのよね。思い立ったが吉日、なんて言い方はちょっとアレだけど、「いい人いないかな」とふっと浮かんだ時、その瞬間から「あなたの婚活適齢期」がスタートしているんじゃないかしら。
それは人それぞれだから、20代前半だって結婚願望の強い人はいるわけだし、50歳になってから、それまで独身主義だった人が「この後の人生を一緒に歩める人が欲しい」と思ったら、それがその人にとって「婚活のタイミング」だと思う。そう考えると、再婚活も同じで、お子さんの年齢や元妻との関係だけでなく、「自分がこれからの人生にパートナーが欲しいのか」その気持ちがわいてきたら、婚活の行動を起こすべきなのよ!
バツイチ婚活は成功するケースが多いから自信を持って!
バツイチの婚活は、実はとてもうまくいくケースが多いの。バツイチ同士の出会いは、お互いを理解しやすいし、また、1度結婚生活を経て、学んだものを、次の結婚生活で活かせるというメリットもあるわ。だから、バツイチ男性がモテるといのは嘘ではないのよ。
まずは質問主さんも、バツイチ限定とか、再婚希望向けの婚活パーティーに参加してみたらどうかしら。
婚姻歴がある、という前提で、みんな参加している婚活パーティーだから、いちいち離婚の事を説明しなくてすむし、気楽に参加できると思う。そして、女性との出会いの中で、「こんな人と、これからの人生を楽しく過ごしていきたい」という相手と巡り会えるかもしれないでしょ。
そういう女性と出会って、実際に真剣な交際になったら、それからお子さんにどう話すか、その時点で改めて考えるのでも遅くはないと思うのよ。
あ、それからひとつだけ、リアルなアドバイスをさせてね。
元妻との関係はしっかり整理すべき
お子さんはどこまでいっても、あなたにとって大切な娘。でも、元妻は別です。特に再婚活をしよう、新しい女性と恋をして、やがて再婚もしたい、と考えているなら、元妻との関係は時間をかけながら、ある程度整理しておくべきよ。
再婚活で出会った女性に対して、誠実に対応する為にも、そうなった時に備えて、元妻とは「子供」という大切な存在を中心に繋がりを持つとしても、「あくまで子供を通して、元妻との関係がある」という状態にしておきましょう。あなたが、例えば「元妻は今や戦友みたいな感じで話しやすい」からといって(質問主さんがそうだとは言ってないけど)、再婚活中の話や、そのお相手について相談したりしたら、ちょっと、新しいパートナーにとってはイヤな気持ちになるかもしれないわよ。
さて。
バツイチ、再婚活、とにかくアンジェは大賛成!
お子さんの気持ちに配慮しつつ、同時に自分自身の人生も大切にして、いつかお子さんに「お父さんが幸せな再婚をしてくれて、よかったな〜」なんて言ってもらえるように、アンジェも祈ってます!