結婚はふたりだけの問題じゃない
結婚を決めたら結婚式の準備もしなくちゃいけないのですが、その前に必ずしておかなければいけないことがあります。それが「両家へのあいさつ」。わたしも彼も、お互いの両親に会うのは今回が初めてです。まずはLくんがわたしの両親へ会ってくれることになりました。
あらかじめ母には「紹介したい人がいる」と話しておいたので、当日実家を訊ねるとすごいご馳走が用意してありました(笑)。Lくんはけっこう古風な人なので、わたしの父に「娘さんを僕にください!」って言うつもりだったらしいのですが、実際は父の方から「30過ぎた若くない娘を、もらってくれてありがとう」なんて言われてました(笑)。でもそんな言い方、わたしに対して失礼ですよねぇ。
爽やかな笑顔とはっきりとした物言いが「好青年」に映ったらしく、わたしの両親も彼を気に入ってくれたようです。あとは彼の両親に会い、結婚を認めてもらうだけ・・・なのですが、彼の両親に会う前から緊張しまくりなわたし。彼は「そんな緊張しなくてもいいよ、普通の親なんだから」なんて言うのですが、彼の両親ということは自分の義理の両親にもなるわけだし、特にお義理母さんとはできれば仲良くやっていきたいのがわたしの本音です。
「とにかく粗そうのないように・・・」と迎えた当日。緊張で引きつった笑顔のわたしを、彼の両親は温かく迎えてくれました。ホッとしたわたしは幾分緊張もほぐれ、それでようやく自分の周りをじっくり見る余裕が生まれたのでした。いざ向かい合ってみると、彼のお母さんの美人度にはけっこうビックリ!当時はまだ40代後半だった彼女、専業主婦だと聞いてたいましたが、それにしてはお化粧もバッチリだしスタイルも細身でとても子どもを3人産んだ人には見えません(しかも全員男の子)。話し方もとても上品だし、わたしの母とは大違いです(笑)。
「今度一緒にショッピングに行きましょうね」なんて誘われて、なんだかお姑さんというよりは小姑さんって感じ。結婚した友達たちからは「お姑さんにはとにかく気に入られるように振る舞うんだよ」なんてアドバイスされていたので、なんだか拍子抜けした気分です。でも、正直ひと安心。彼女となら、この先もうまくやっていけそうです。
いくら「結婚はふたりで決める」とは言え、お互いの両親(時には親戚)も絡んでくるのが日本のしきたり。もし両親に反対されてもLくんとは結婚すると思うけど、それでもやっぱり両親には認めてもらいたいですよね。