初めてのパーティやいかに?!
始まるまでの間、私達はお互いにプロフィールカードを書き始めました。
出身地や職業、趣味はもちろん、オタク婚活らしく、好きな漫画・アニメ・ゲームの記入欄もあり、私は「どこまで本性を出してよいものか…。」と、とても悩んでしまいました。
結局、知っている人が多い有名な作品ばかり書いてしまいました。 趣味もお菓子作りや裁縫など、突っ込みさえなければ、女子力高めに見える設定で行くことにしました。
プロフィールカードも一通り書き終えた頃、目の前に男性が現れました。
軽く会釈をして向かいの席に座りましたが、私はこの時点で緊張してしまい、笑顔で挨拶も出来ず固まってしまう始末です。
「き、気まずい!」そわそわして周りの様子を伺うものの、男性と女性がおしゃべりしている人はまだ居ないようで、少しだけ安心しました。私が緊張したのを悟ってくれたのか、友達が「飲み物、取りに行こうか」と声をかけてくれました。
まさに天の声、あなたが神か…!
お茶をいただき、席に戻り程なくして開始のアナウンスが入りました。
オタク婚活らしく、某ゲームのオープニング曲やレベルアップのファンファーレ、
アニメキャラのモノマネでのナレーションなど、工夫されているのが面白く、場の雰囲気も少しやわらかくなりました。
さあ、いよいよ開始です。初めは1:1の自己紹介タイム。一人あたり3分間、自由にお話できるというもので、 時間が来ると男性がくるくるとお隣へと移っていきます。話した感想は、印象カードというものに軽くメモを取っていきます。
一人目は目の前に座っていた男性です。32歳の会社員の方で、声優が好きで、好きなタイプは黒髪ロング…。と、ふむふむ。趣味は音ゲー、っと・・・
当たり障りのない会話を進めたところで、3分間が終わってしまいました。
は、早い・・・!!あっという間です。緊張している間もなく会話が始まり終わり、印象カードには○か×か△かを考えて書いたあたりで次の人が始まってしまいます。更には番号での管理なので、1番から書いてしまうと大間違い。私は3人ほどがおわった辺りで、「この人3番じゃない!19番だ!」と気づいてしまい、後の祭り。
結局怒涛の自己紹介タイムが終わる頃には、印象カードはぐちゃぐちゃ、どの人が好印象だったかも分からなくなってしまいました…。私のカードをチラッと横目で見た友達には、「△ばっかりw」と笑われてしまいました。
というものの、3分間という時間の中で、趣味と職業、出身地の話くらいしかできず、どの人も「ウーン…、もう少し話してみないと分からん」となってしまった結果が△だらけ。
自己紹介タイムの後は、アプローチカードの記入です。
3枚まで、仲良くしたいと思う人の番号を書き、スタッフに渡します。
飲み物を補充し、後半戦に突入です!
と、その前にアプローチカードの集計が早々に出てきました。
帰ってきたカードには…