「私が主役!」肉食女子的思考とは
さて、積極的で前向きでせっかちな女子がいるとします。このテの女性は「常に自分が主役である」ということにこだわります。これが「わかっていてこだわる」のであればいいのですが、なかには無意識のうちに「自分が主役」であることを周囲に求めていく女子がいます。
主役がいれば、脇役があり、ライバルがいるものです。ドラマチックなシナリオを好む人が多いのも肉食系女子の特徴のひとつです。そこに作為と悪意がふたつながらに重なると、あまりいい傾向とはいえません。さらにそれらを「無意識にやる」タイプとなると、ちょっとやっかいですね。
主役になれる器を持っている肉食系女子
婚活の基本は「結婚したい相手がいないかな」と探すということです。お見合いパーティに参加したり、結婚相談所などが主催するサロンに出たり、プロフィールを登録したりして、相手を探そうとするわけです。
結婚相手を探す、という目的以上に、そこまでの過程で「自分がすべてにおいて主役でありたい」と願ってしまう女子もいるわけです。そうなると、お見合いパーティーでも単純に男子に果敢にアタックする、というだけではなくなります。あざとい方法を使って自分を目立たせようとしたり、相手に自分のアピールポイントをうまく見せようとしたりします。
主役になりたい、という思いを持つことはとてもいいことです。そのために一生懸命に行動をとるのもいいことだと思います。そこに、「目的のためには手段を選ばず」的な作為と悪意がまじってくると、肉食系女子は、肉食系女子ならではの良さを失い、「場を読めない人」あるいは「エキセントリックな演技者」となってしまいます。婚活パーティーでは一歩下がり、自分の行動を客観的に見つめなおしてみることが必要なのかもしれません。
男女の出会いにあまり作為的なものがあると、結局その後がうまくいきません。肉食系女子が陥りやすい間違った方向です。また草食系男子は意外とそういった女性の「作為」に対して敏感なものです。受け身の体勢とはいえ、結婚したい、恋人が欲しいと思っている男子ほど、敏感に反応します。
草食系男子が女子に対して希望がないといったわけではないし、結婚に対する理想を描いていないわけでもありません。ただ、理想に対して、こうしてみよう、ああしてみようという積極的な態度をとらないといっただけです。肉食系女子は、主役をはれる力があります。また主役が似合う女子ということでもあります。自分でストーリーを描き、ぜひ堂々と主役をはってほしいと思います。